こんにちは。
高校生は夏休みの真っ只中で、専門学校イベントにも学生が集まりやすい状況の中、イベント申込獲得が依然として重要な状況となっております。
今回のテーマは、「高校生がうちの学校を知ってくれたキッカケは何?」です。いわゆるコンタクトポイントというやつです。
その中でも認知のキッカケとなり重要な位置を占めるファーストコンタクトがどの媒体だったかというところに注力してお届け致します。
広報戦略室では、複数専門学校様にて実施させていただいている入学者アンケートデータを保有していますが、今回はそのほんの一部を使用してまいります。
早速、高校生が対象校を知ったキッカケ
専門学校様の広報戦略の議題の中でも、たまに取り上げられるのがコンタクトポイントであり、学校様毎に「本校を知ったキッカケ」については様々な意見をいただくことがあります。
高校生ガイダンスが最も有力な最初のキッカケであり、ネットでの認知はあくまでも二次的な認知であって、「最初にガイダンスで認知を持った高校生が更に情報を掘る際に、ネットのニーズがある」という見方や、「ファーストコンタクトそのものがネットに移行してきている」という見方もあります。
しかし、実際に入学者アンケートを取ると想定とは大きく異なる結果が出ることもよくあります。
アンケート結果の全国平均は以下の通りとなります。
高校生のファーストコンタクトに使用されたメディア
メディア種類 | 割合(%) |
進学情報誌 | 5.8% |
進学情報サイト | 6.0% |
学内以外の説明会・ガイダンス | 2.2% |
高校生ガイダンス・高校内説明会 | 14.3% |
インターネットネット検索・学校のホームページ | 14.0% |
パンフレット・その他資料 | 7.9% |
学校主催のイベント、オープンキャンパスなど | 3.7% |
学校の先生からの情報 | 7.4% |
家族からの情報 | 10.5% |
友人・知人からの情報 | 14.2% |
TV・ラジオ・新聞 | 3.7% |
その他・不明 | 10.3% |
※こちらのデータは2017年 入学者アンケート統計データを元に全体の平均値を割り出しています。
※アンケート結果に基づくデータのため、入学者の記憶情報に依存します。
実際には数多くのメディアがそれぞれ認知シェアを分け合っているということがよくわかります。
ここには「進路」という未来を控えた中で自然発生的に会話や日常生活の中で認知される状態、あるいは積極的に情報を調べる中での認知、行事的に開催されるイベントでの認知など認知属性も異なってくるため、それらの持つ性質も見えてきます。
最初から比較検討される中での認知、他者のバイアスやレコメンドとセットで受け取る認知、高校生と専門学校主体情報との直接対面での認知の3パターンとわけることもできます。
これらの認知シェアがある中で、「ではうちの学校は現在どのようなシェアで、どの戦略を強化するのがベストなのか?」という視点も入れながら見直しの時期に入っていくことも有効な施策のキッカケになりえると考えられます。
インターネット上での認知なのか人的広報活動による認知なのか?という見方もありますが、高校生の日常の中でそれらを区別することに筆者はあまりメリットを感じておりません。
ただ、各情報媒体のつなぎ目の役割を果たし、複数回情報閲覧を増やすキッカケを作るのはインターネット広報の得意分野では無いかと考えられます。
もし宜しければ、認知獲得ポイントの整理などにお役立て下さい。
広報戦略室は、専門学校の広報活動をサポート致します。
戦略策定・制作・運用まで経験豊富なコンサルタントが一貫し対応します。
関西・関東を中心に全国対応させて頂きます。