-専門学校の広報戦略室ブログ-

広報活動

専門学校の広報担当者 インタビュー

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広報戦略室
お忙しい中、インタビューに応じていただきありがとうございます。毎日お忙しいと思いますし、いつも同じルーティーンがあるわけではないとおもいますが、広報担当者のとある一日として、今日はざっくり教えていただけますか?

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広報担当者
はい、もちろんです。広報の仕事は境目がなく、かなり広い分野を横断して対応する内容が多いとお感じています。(もちろん各学校様によって何を重視してどこを優先して対応しているかはバラバラだとは思います)、せっかくなので、今日はよくある一日のスケジュールをお話しできればと思います。

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広報戦略室
ありがとうござます!まずは、広報担当者の一日のはじまりについてですが、朝はどのように始まりますか?

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広報担当者
はい、そうですね、朝はまず、メールのチェックから始めます。あとそれに合わせて時間があるときはプレスリリースなどで競合校やエリアが違う専門学校の発信している情報やニュースをチェックすることも多いですね。個人的にはGooglenewsなどで「専門学校」のキーワードを登録しているのでそこからアラート配信されてくる内容をチェクしたり、PRTIMESさんなどのサイトで直接検索してみたりもしますね。あとは、学生からの各種問い合わせを重点的にフォローしていきながら、メディアや関係者からの問い合わせにも迅速に対応することが大切だと考えていますので、朝のスタートは特にそこに注力している感じです。その後、一日のスケジュールを確認し、イベントがある日はその準備や、会議資料の作成など進めたりしますね。というか、これで午前中はおわってしまうことがほとんどです。

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広報戦略室
ちなみに、学生からの問い合わせなどは、各種ソーシャルメディアからになるのでしょうか?それともホームページの問い合わせフォームからくるのでしょうか?また、ソーシャルメディアの運用はどのように行っていますか?

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広報担当者
はい、問い合わせはInstagramのDMやLINEからの直接メッセージが多くなってきています。以前はホームページの問い合わせフォームからがほとんどでしたが、かなりInstaとLINEに移行してきている印象です。そういう意味でもソーシャルメディの運用は私たちの重要なコミュニケーションツールの一つだと認識しています。毎日、学校の最新ニュースやイベント情報を投稿し、学校の声を届けるようにしていますし、DMなど、問い合わせ関連にはかなり時間をかけて対応していますね。むしろ、個人的にはここが一番重要な気はしています。学生にとっては、この対応が直接学校の印象に直結しますので、適当に対応してしまうと、適当な学校だと思われてしまいますし、、、プレッシャーです。(笑
また、オンライン上での学校に関する言及もチェックしています。エゴサしまくりです。

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広報戦略室
午後からのお話を伺いたいのですが、その前に各校の発信情報をチェックされているとおっしゃられていましたが、貴校のメディアリリースの準備について教えてください。

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広報担当者
はい、メディアリリースについては本来はもっと時間をかけたいですし、注力していきたいのですが、なかなかそこに時間をつかえていないというのが現状です。理由は、やはり学生にとってどんな学校なのか??を認識するための情報ソースがかなり限られてしまうので、どこの学校も似たり寄ったりになってきて、特徴を出せないところは認識されないという状況になってしまうからです。ですので、新しい分野やコースができた場合は当然そのニュースを大きく取り上げて発信したいですし、来校イベントの発表にも不可欠だと考えています。ただ、今の時代で一番効果がありそうなものがどの媒体なのかが少しわかりにくくなってきているのが個人的にあ感覚としてあります。以前は、効果的なプレスリリースを作成し、メディアリストを更新して、適切なメディアに情報を届けるということで多少は反応を得られていましたが、ここ数年はそれではなかなか届けきれないなというのを感じています。ですので、とにかくInstaやLINE,X(Twitter)なども細かく更新しながら対応しているのが正直なところで、かなり労力がかかっています。しかも我々、広報課は兼任が多くあれもこれもやらなければならにので、正直時間が全く足りておりません。

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広報戦略室
時間が足りない、というのは他校さんの広報課の方とお話しした際もかなり意見として出ていましたので、広報課としては改善ポイントになってくるかもしれませんね。さて、そんな時間が足りない広報課で開催される会議(内部ミーティング)ではどのようなことを話し合いますか?

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広報担当者
内部ミーティングでは、協力会社のマーケティングチームや経営陣と一緒に、戦略会議を行います。とにかく、広報課ということで視座の高さが重要だと思っていますがそれを感じれるようになったのもここ最近なので、2−3年目のスタッフに積極的に共有するように心がけています。小さな業界のイチ担当者が考えられることはかなり限定的ですので、そうならないように新しいことや世の中の動きにもできるかぎり目を向けています。ただ、実際のところ各学校や組織によって考え方はバラバラだと思いますが、上司や経営陣にはなかなか共感してもらないことが多いのが実際の現場の声ですね。専門学校は学生のことを第一に考えるべきという教育理念はあるものの、それを実現するために出来ること、出来ないことがあるのでそれらを取捨選択していくなかで大小さまざまな衝突があるのが実際のところです。あとはよくある問題だとは思いますが、全然仕事をしていないメンバーをどう動かすのか?ということもチーム全体の課題です。手を抜いてラクをしようと思えば、それができてしまう部署ではありますので以下に適材適所でメンバー各自が動いていくかで組織全体も変わりそうな気はしています。(それこそ方法は思い浮かびませんが、時間が足りないと言ってるメンバーとバランスをとっても良いかもしれません。)
あとは、オープンキャンパスやイベントの企画やスケジュール調整もこの時間に行います。企画に関してはある程度必要な項目が決まっているので、仕組みかが出来ており唯一この部分は効率的に稼働しているのではないかと思います。

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広報戦略室
もうひとつ専門学校の広報の方がよく口にしていると思うのですが、コンテンツの充実化みたいなところの話について教えてください。コンテンツ制作の重要性やそれらの作り込みついてはどう思いますか?

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広報担当者
コンテンツ制作は学校の生命線といってもよいくらい重要だと考えています。2−3年目のスタッフに指示していることは、他校や他の業種業界でうまく行っている事例や魅力的なコンテンツには目を通して見て欲しいということは伝えています。もちろん、それをパクッて作りましょうという話でもいいとは思うのですが、その場合は差が生まれにくいので、うちの学校ならではの要素を追加するとか、ポイントを調整してよりユーザーにとってメリットの高いものを作れるようにと心がけています。「メリットの高さは=シンプルさ」だと考えていますので、以下にわかりやすく表現ができ、伝わりやすいかを考えるようにしています。(直近で制作中のコンテンツについての話へ展開し30-40分ほど話ましたが、こちらはまだ制作中とのことで非公開)もちろんそうやってまとめた内容をニュースやウェブサイトやソーシャルメディア用のコンテンツとして作成し、写真撮影や動画制作などへ展開していきます。これらは学校の活動を記録し、外部に伝えるための重要な手段ですので以下に継続できるか?という継続性もかなり重視して考えています。

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広報戦略室
午後からの予定を聞きたいのですが、時間が無くなってきましたので、さらっと流れだけでもお願いできますでしょうか?

また一日を振り返る時間はどのように過ごしますか?

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広報担当者
はい、途中コンテンツの話で脱線しすぎましたね。午後からの流れですが、先ほどの社内会議や、外部の協力会社さんとの打ち合わせがいくつかあったり、入試課や他部署との会議や、学生対応などで一日が終わっていく流れが多いですね。そして一日の終わりには、その日の活動をまとめ、翌日の準備をします。成功した点と改善が必要な点を振り返り、翌日のタスクリストを作成します。

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広報戦略室
最後に、広報担当者としてのアドバイスはありますか?

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広報担当者
広報の仕事は、常に変化しているので、最新のトレンドに敏感でいることが大切だと考えています。自分自身まだまだ出来ていないことが多いのですが、そう在りたいとは思っています。また、柔軟性と創造性を持ち合わせ、広報課としての課題や強みを正確に組織全体に伝えることが重要だと考えており、それを元に広報活動の意識の広がりができると思いますので結果としてユーザーにどう言った学校で何が強みでどういうことが学べるのか?が正しく伝わっていくのではないかと考えています。

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広報戦略室
ありがとうございました。いつものお打ち合わせの時より若干硬い感じもありましたが(笑)広報担当者の仕事は多岐にわたり、組織のイメージを形成する上で非常に重要な役割を担っていることがよくわかりました。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

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広報担当者

こちらこそ、ありがとうございました。少しでもよく見られたいという個人の欲がでてしまいました、すみません。広報の仕事は捉え方次第ですが、マンネリ化した仕事と考えるのか、挑戦的で新しい取り組みができる場所としてやりがいのある仕事と考えるのか大きく行動は変わるとおもいますが、私は後者の考えかたですのでこれからも最善を尽くしていきたいと思います。

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